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*2015年度新3年生向け面談を行っています!
配属を希望する場合は面談が必用です.事前に必ずE-mailで工藤までアポイントを取って下さい.
new06_02.gif+工藤研・2015年度新3年・4年生のための配属情報ページへ

*2014. 09 
工藤研究室 D3の 伊東 嗣功君が電気学会(全部門)が,電気学会の発表賞と論文奨励賞をダブル受賞し,先日松江にて開催された電気学会C部門大会で表彰されました!!伊東1.jpeg

+平成25年電気学会 優秀論文発表A賞 伊東 嗣功(関西学院大学)
受賞発表:伊東 嗣功, 工藤 卓,平成25年電気学会電子・情報・システム部門大会講演論文集TC1-1 ( 2013).
培養神経回路網における刺激間隔に対応した発火パターンの変化

+平成25年電子・情報・システム部門誌奨励賞 伊東 嗣功(関西学院大学)
受賞論文:伊東 嗣功, 工藤 卓,電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌) 133(10), 1905-1911( 2013).
培養神経回路網における誘発応答パターンの履歴現象

2012.9
日本知能情報ファジィ学会の2012年度論文賞を受賞(「生体表現システム:ファジィインタフェースを用いた培養神経回路網とロボットとの相互接合」)

2011.9.26.
工藤研配属学生の指導をして頂いている産業技術総合研究所 細川 千絵 関学客員准教授が
計測自動制御学会 システム・情報部門 生体・生理工学部会 にて研究奨励賞を受賞しました.
受賞時の学会論文タイトル:Optical Perturbation of Neuronal Network by a focused Laser Beam



今年度学会発表

Hidekatsu Ito, Suguru N. Kudoh:Short ISI stimulation modifies firing property of a cultured neuronal network:MEA Meeting 2014:9th International Meeting on Substrate-Integrated Microelectrode Arrays, Reutlingen, Germany, July 1-4, 2014

Suguru N. Kudoh : STABILITY OF EVOKED ACTIVITY IN A CULTURED NEURONAL CIRCUIT– ANALYZED BY SELF-ORGANIZATION MAP (SOM): 9th FENS Forum of Neuroscience in Milan, Italy, July 5-9, 2014

・Wataru Minsohima, Hidekatsu Ito, Alice Shuta, and Suguru N Kudoh: Spontaneous Electrical Activity in Rat Hippocampal Neuronal Network Depends on Extracellular GGlucose Concentraion, 9th FENS Forum of Neuroscience in Milan, Italy, July 5-9, 2014

本多慶大、工藤卓: Air Brain を利用した脳波 BCI システム: 第30回ファジィシステムシンポジウム、高知城ホール、平成26年9月1日

・福井 康弘、伊東 嗣功、箕嶋 渉、周田ありす、工藤 卓: 自己組織化マップにより生成されたニューロ・ロボットの行動と神経活動との関係性: 第30回ファジィシステムシンポジウム、高知城ホール、平成26年9月1日

・箕嶋 渉、伊東 嗣功、周田ありす、福井 康弘、工藤 卓: ファジイ論理と自己組織化マップを用いた生体神経回路網における状態遷移の分類: 第30回ファジィシステムシンポジウム、高知城ホール、平成26年9月1日

・泉谷圭祐,伊東嗣功,箕嶋渉,周田ありす,工藤卓: 神経回路網活動パターン・レパートリーの安定性とその識別-Stability of pattern repertories of neuronal network activity and detection methods for the pattern repertories: 第30回ファジイシステムシンポジウム,高知城ホール、平成26年9月1日

箕嶋 渉、伊東 嗣功、周田 ありす、工藤 卓: 神経回路網の自発的な活動は細胞外ブドウ糖濃度変化により変調する: 平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会、島根大学松江キャンパス、平成26年93日

・Yoshinori Matsui, Keisuke Izutani, Hidekatsu Ito, Wataru Minoshima and Suguru N. Kudoh: Stability of neuronal electrical activity pattern evoked by input stimulation depends on culture days; 平成26年電気学会 電子・情報・システム部門大会,島根大学 松江キャンパス,平成26年9月3日

・本多慶大、工藤卓: Air Brain を利用したカメラ制御 BCI システム: 平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会、島根大学松江キャンパス、平成26年94日

・小田 輝王、志水 沙織、工藤 卓:探索型Fuzzyテンプレートマッチング手法を応用した柔軟なBCIシステム:電気学会、島根大学松江キャンパス、平成26年94日

・伊東嗣功、工藤卓: 神経回路網の活動間隔と刺激間隔の関係について: 電気学会、島根大学松江キャンパス平成26年95日

・大機 悠斗, 伊藤 嗣功, 箕嶋 渉: 一過性神経活動阻害が神経回路ダイナミクスに与える影響; 電気学会, 島根大学松江キャンパス、平成26年9月5日

・泉谷圭祐,伊東嗣功,箕嶋渉,周田ありす,工藤卓: 培養神経回路網における電気活動パターンの再現性について-Reproducibility of electrical activity pattern in a dissociated neuronal network: 平成26年電気学会 電子・情報・システム部門大会,島根大学松江キャンパス、平成26年9月5日

・福井 康弘、伊東 嗣功、箕嶋 渉、工藤 卓: 刺激誘発神経活動の安定性の検証-自己組織化マップを用いた解析: 平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会、島根大学松江キャンパス、平成26年95日

・宮内 康平、田和 圭子、工藤 卓、田口 隆久、細川 千絵 : 神経細胞表面分子の局所光操作に向けたプラズモン光ピンセット手法の開発: 平成26年電気学会電子・情報・システム部門大会、島根大学松江キャンパス平成26年95日

・中川 裕太、工藤 卓、田口 隆久、細川 千絵: フェムト秒レーザーを用いた細胞内局所刺激による神経細胞ネットワークの機能解析: 第37回日本神経科学大会 (NEURO 2014)、パシフィコ横浜、平成26年9月12日

・伊東嗣功、工藤卓:
培養神経回路網の活動間隔は電気刺激によって記銘される Activity intervals of neuronal network were coordinated by electrical stimulus:日本神経科学大会(NEURO 2014)、パシフィコ横浜、9月13日

箕嶋 渉,伊東 嗣功,工藤 卓: 海馬分散培養神経回路網における自発性神経活動頻度の細胞外ブドウ糖濃度による変化: 第37回日本神経科学大会 、パシフィコ横浜、平成26年9月13日

・K. Izutani, H. Ito, W. Minoshima, A. Shuta, S.N. Kudoh: ラット海馬培養神経回路網における電気活動パターンの周期性と安定性-The periodicity and stability of a rat hippocampal neuronal network activity on multi electrodes-array dish: 計測自動制御学会 ライフエンジニアリング部門シンポジウム2014,金沢大学 鶴間キャンパス,平成26年9月18日

W. Minoshima1, H. Ito, A. Shuta, S.N. Kudoh; The relationship between neuronal activity and extracellular energy sources; ライフエンジニアリング部門シンポジウム2014、金沢大学 鶴間キャンパス、平成26年9月18日

・ A. Shuta, H. Ito, W. Minoshima, S.N. Kudoh; Relationship between pattern of bursting spontaneous activity and intracellular Ca2+ transients 局所ネットワーク内 Ca2+変動とネットワークバースト活動との関係性; ライフエンジニアリング部門シンポジウム2014、金沢大学 鶴間キャンパス、平成26年9月18日

・Y. Nakagawa, S.N. Kudoh, T. Taguchi, C. Hosokawa; Propagation of neuronal activity induced by a femtosecond laser-based stimulation of a single neuron フェムト秒レーザーを用いた単一神経細胞刺激による神経活動の伝搬; ライフエンジニアリング部門シンポジウム2014、金沢大学 鶴間キャンパス、平成26年9月18日

・工藤卓: 培養神経回路網における情報表現: 第52回日本生物物理学会年会、札幌コンベンションセンター、平成26年9月25日

・伊東嗣功、箕嶋渉、工藤卓: (仮)Relationship between activity intervals of neuronal network and short ISI stimulation :SCIS&ISIS 2014、北九州国際会議場、平成26年12月3日~6日

・Yuto Ohki Hidekatsu Ito, Wataru Minoshima: The effect which damage at network dynamics occurred by transient blockade, of spontaneous activity; SCIS&ISIS2014 北九州国際会議場,平成26年12月3日(水)〜6日(土)

Yoshinori Matsui, Hidekatsu Ito, Wataru Minoshima and Suguru N. Kudoh: Stability of neuronal electrical activity pattern evoked by two inputs stimulation;
SCIS&ISIS2014 北九州国際会議場,平成26年12月3日(水)〜6日(土)

*工藤研で行っている研究内容について 
 詳細はリンクをクリックしてください。
 ■生きている神経回路が行う情報処理
 ■ニューロ-ロボット(パターン認識などを含む)
 ■神経再生技術に関する研究
 ■バイオサイエンス
 ■BCI(脳ー機械インタフェース)などのヒトと機械のインタラクション
 ■ニューロ・リハビリテーションのための要素技術new06_02.gif
 ■脳波計測装置の開発(電子回路)
 ■心理学的研究
 ■小型移動ロボットe-puckに関する知能ロボティクス研究

(休止中)
 ■プラナリア(水生動物)を材料に用いた脳科学
 (2011〜)

cul.png神経知能工学
神経知能工学は生命科学と情報科学を融合して脳の情報処理の根本原理を解明するとともに、そこから新しい知的情報処理技術を生み出す融合理工学である.また,それは生体系と電子デバイス系を統合するニューロ・ロボティクスに関する探求を含む.神経知能工学の特徴は,あくまで神経細胞を基本単位において機能分子の振舞いと脳の高次機能を結びつけることにある.脳機能を解明することによってサイボーグ技術や人工知能に資する工学技術を生み出し,その工学技術を脳機能探求の道具とするという相補的サイクルを循環させて文化としての「知」を創造する.
 人間の精神について考察することは,人間存在そのものについて考察することでもある.言い換えれば,神経知能工学とは人間の感性を拡張する工学であるとともに,「人間とは何であるか」という哲学的命題を探求する学問でもある.




神経知能工学研究室の縁起と方針
工藤研究室(神経知能工学研究室,NI.lab)を主宰する工藤は、大阪大学 基礎工学部 生物工学科SNK1993.jpg葛西研究室(指導教官は葛西道生教授直接の師匠は田口隆久先生で修行しました.この研究室は生物物理学を築いた大澤文夫先生の阪大の研究室を葛西先生が引き継がれた部屋でした.大澤研は「大澤牧場」と呼ばれましたが,葛西研でもその空気はそのまま健在で,学生は自由に放牧されて自主的にのびのびと研究に取り組みました(その代わり何もしない奴は何処までも没落して卒業出来ない危険をはらみます).
 大澤先生は宮部直巳先生(名古屋大学・コロイド研究室・K研)のお弟子さんで、その宮部先生は有名な寺田寅彦先生の門下ですから,一応は工藤は寺田寅彦の玄孫(やしゃご)弟子と言うことになります.
 また、直接御指導頂いた田口先生は経済産業省傘下の産業技術総合研究所に異動され,藤も産総研の田口研究室の系譜で10年間研究してきました.そう言う意味では工藤研は産総研にも連なる研究室です.産総研の研究室とは現在も共同研究を続けており,そこで卒業研究の実験を行っている学生も居ます.
 寺田寅彦先生は高名な物理学者であっただけでなく随筆家としてもよく知られ,一流の文化人でありました.夏目漱石の弟子でもあり,『吾輩は猫である』の水島寒月や『三四郎』の野々宮宗八のモデルでもあります.
 寺田先生はある意味では文系理系の融合を,大澤先生は生物と物理の融合と、一門の系譜は融合がキーワードです.なかなかできることではありませんが,科学,文学,芸術と様々な視点でモノを考える寺田先生のような文化人を目指したいと思っています.また,”文化としてのサイエンス”という視点を持てる人材を育てたいと思います.そう言う人材こそが,これからの時代には必要だと確信します.
寺田寅彦随筆集へ(Click)



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関西学院大学 理工学部 人間システム工学科
神経知能工学研究室(工藤研)

〒669-1337 三田市学園2丁目1番地 関西学院大学理工学部

Laboratory for Neuronal Intelligence Engineering
(NI LAB)
Department of Human System Interaction, School of Science and Technology,
Kwansei Gakuin University,
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