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TOPICS

*2013年度 領域実習・卒業研究のためのページを作成しました.
工藤研配属の基準条件は必ず面談することです.
配属希望者は,E-mailにてアポイントを取った上,必ず面談に来て下さい.詳細は下記参照.
 ■このリンクをクリックして下さい.new_n01ani.gif

2012.
日本知能情報ファジィ学会誌に掲載された
林 勲,徳田 農,清原 藍,田口 隆久,工藤 卓, 生体表現システム:ファジィインタフェースを用いた培養神経細胞とロボットとの相互接合 Biomodeling System : Interactive Connection between Cultured Neuronal Network and Moving Robot Using Fuzzy Interface  知能と情報,Vol.23, No.5, pp.761-772 (2011)
が、ベストペーパーアワード? を受賞しました。
2011.9.26
工藤研配属学生の指導をして頂いている産業技術総合研究所 細川 千絵 関学客員准教授が
計測自動制御学会 システム・情報部門 生体・生理工学部会にて研究奨励賞を受賞しました.
受賞時の学会論文タイトル:Optical Perturbation of Neuronal Network by a focused Laser Beam

*工藤研で行っている研究内容について
 ■生きている神経回路が行う情報処理
 ■ニューロ-ロボット(パターン認識などを含む)
 ■神経再生技術に関する研究
 ■バイオサイエンス
 ■BCI(脳ー機械インタフェース)などのヒトと機械のインタラクション
 ■脳波計測装置の開発(電子回路)
 ■心理学的研究
 ■プラナリア(水生動物)を材料に用いた脳科学(2011〜)
 ■小型移動ロボットe-puckに関する知能ロボティクス研究

*今年度学会発表

・武田尚子、細川千絵、工藤卓、 田口隆久: 光ピンセットによる神経細胞接着分子の動態制御 (Optical trapping and assembling dynamics of neural cell adhesion molecules on living neuronal cells): ナノ学会第10回大会(大阪大学, 2012年6月14日)

Suguru N. Kudoh and Hidekatsu Ito: How to link neuronal network activity
to robot behavior: MEAmeeting2012(8th International meeting2012), (Reutlingen, Germany, 2012年7月12日)

Hidekatsu Ito and Suguru N. Kudoh: Hysteresis of evoked activity pattern in cultured neuronal network: MEAmeeting2012(8th International meeting2012), (Reutlingen, Germany, 2012年7月12日)

・Keita Honda,Suguru N. Kudoh: Air brain – the telemetric system for human behavior and EEG signal with smartphone: ISCIIA2012(札幌, 2012年8月20-26日)

・伊東嗣功、工藤卓: 培養神経回路網における誘発応答パターンの履歴現象 (Hysteresis of evoked activity pattern in cultured neuronal network): 電気学会C(電子・情報・システム)部門大会(弘前大学文京町キャンパス, 2012年9月5-7日)

・坂本泰隆、工藤卓、田口隆久、細川千絵: フェムト秒レーザーを用いた単一神経細胞の光刺激法の開発 (Development of Optical Stimulation of Living Neuronal Network by a
Focused Femtosecond Laser):電気学会C(電子・情報・システム)部門大会(弘前大学文京町キャンパス, 2012年9月5-7日)

・二階堂宗行、工藤卓: 海馬・線状体スライスにおけるMg2+除去条件による自発性電気活動の誘導電気学会C(電子・情報・システム)部門大会(弘前大学文京町キャンパス, 2012年9月5-7日)

伊東嗣功、工藤卓: 培養された神経回路網における履歴現象の発現機構 (Expression mechanism of hysteresis in cultured neuronal network): 日本神経科学大会2012(2012年9月19日)

・妙中徹平、伊東嗣功、村田真章、工藤卓: 神経発火確率による機能的コネクションマップの生成 (The functional connection map generated from firing probability of evoked neuronal activity) : 第28回ファジィシステムシンポジウム(2012年9月12-14日)

・福井康弘、伊東嗣功、村田真章、工藤卓: 自己組織化マップを用いたe-puckニューロ・ロボット (The e-puck neuro-robot with Self-Organization Map) : 第28回ファジィシステムシンポジウム(2012年9月12-14日)

武田尚子、工藤卓、田口隆久、細川千絵: 光ピンセットによる神経細胞接着分子の集合操作
(Optical trapping and assembling of neural cell adhesion molecules in living neuronal cells): 計測自動制御学会 27回生体・生理工学シンポジウム(BPES2012)(北海道大学, 2012年9月19-21日)

泉谷圭祐、井上裕一朗,、妙中徹平、伊東嗣功、工藤卓: クラスタリングを用いた神経活動時空間パターンの識別手法 (Recognition of the spatiotemporal patterns by the clustering based method in a neuronal network on the multielectrodes array (MEA) dish): 計測自動制御学会 第27回生体・生理工学シンポジウム(BPES2012)(北海道大学, 2012年9月19-21日)

村田真章、伊東嗣功、工藤卓: Modification of activity pattern induced by synaptic enhancements in a semi-artificial network of living neurons.(仮題): 計測自動制御学会 第27回生体・生理工学シンポジウム(北海道大学, 2012年9月19-21日)

S.N.Kudoh, Y.Inoue, H. ito: The cluster analysis of electrical activity pattern in a cultured neural network on multielectrode array (MEA) dish: NEUROSCIENCE2012(2012年10月13-17日, New Orleans)

Yusuke Ueda, Suguru N. Kudoh, Takahisa Taguchi, Chie Hosokawa: 光捕捉された神経細胞内シナプス小胞群の集合ダイナミクス Assembling dynamics of optically trapped synaptic vesicles in neuronal cell: 第50会日本生物物理学会年会 (名古屋大学東山キャンパス、2012年9月22日)


cul.png神経知能工学
神経知能工学は生命科学と情報科学を融合して脳の情報処理の根本原理を解明するとともに、そこから新しい知的情報処理技術を生み出す融合理工学である.また,それは生体系と電子デバイス系を統合するニューロ・ロボティクスに関する探求を含む.神経知能工学の特徴は,あくまで神経細胞を基本単位において機能分子の振舞いと脳の高次機能を結びつけることにある.脳機能を解明することによってサイボーグ技術や人工知能に資する工学技術を生み出し,その工学技術を脳機能探求の道具とするという相補的サイクルを循環させて文化としての「知」を創造する.
 人間の精神について考察することは,人間存在そのものについて考察することでもある.言い換えれば,神経知能工学とは人間の感性を拡張する工学であるとともに,「人間とは何であるか」という哲学的命題を探求する学問でもある.




神経知能工学研究室の縁起と方針
工藤研究室(神経知能工学研究室,NI.lab)を主宰する工藤は、大阪大学 基礎工学部 生物工学科SNK1993.jpg葛西研究室(指導教官は葛西道生教授直接の師匠は田口隆久先生で修行しました.この研究室は生物物理学を築いた大澤文夫先生の阪大の研究室を葛西先生が引き継がれた部屋でした.大澤研は「大澤牧場」と呼ばれましたが,葛西研でもその空気はそのまま健在で,学生は自由に放牧されて自主的にのびのびと研究に取り組みました(その代わり何もしない奴は何処までも没落して卒業出来ない危険をはらみます).
 大澤先生は宮部直巳先生(名古屋大学・コロイド研究室・K研)のお弟子さんで、その宮部先生は有名な寺田寅彦先生の門下ですから,一応は工藤は寺田寅彦の玄孫(やしゃご)弟子と言うことになります.
 また、直接御指導頂いた田口先生は経済産業省傘下の産業技術総合研究所に異動され,藤も産総研の田口研究室の系譜で10年間研究してきました.そう言う意味では工藤研は産総研にも連なる研究室です.産総研の研究室とは現在も共同研究を続けており,そこで卒業研究の実験を行っている学生も居ます.
 寺田寅彦先生は高名な物理学者であっただけでなく随筆家としてもよく知られ,一流の文化人でありました.夏目漱石の弟子でもあり,『吾輩は猫である』の水島寒月や『三四郎』の野々宮宗八のモデルでもあります.
 寺田先生はある意味では文系理系の融合を,大澤先生は生物と物理の融合と、一門の系譜は融合がキーワードです.なかなかできることではありませんが,科学,文学,芸術と様々な視点でモノを考える寺田先生のような文化人を目指したいと思っています.また,”文化としてのサイエンス”という視点を持てる人材を育てたいと思います.そう言う人材こそが,これからの時代には必要だと確信します.
寺田寅彦随筆集へ(Click)

ACCESS
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関西学院大学 理工学部 人間システム工学科
神経知能工学研究室(工藤研)

〒669-1337 三田市学園2丁目1番地 関西学院大学理工学部

Laboratory for Neuronal Intelligence Engineering
(NI LAB)
Department of Human System Interaction, School of Science and Technology,
Kwansei Gakuin University,
2-1 Gakuen, Sanda, 669-1337, Japan

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+81-79-565-7197

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