認知科学/BCIの研究領域

認知科学/BCIに関する研究はBCIグループが行います.
コンセプトは”細胞から個体へつながる認知科学”です.

脳波(EEG)計測とBCI

”心の中の時間と脳波”がメインテーマです。
具体的には、μ波リズムや事象関連電位と呼ばれる、注意に関連した脳波の発生タイミングと、心理事象の生成時間、関係性を詳細に検討していきます。

細胞レベル、回路網レベルの知見とこれらの高次機能の知見を直接結びつけて研究できるところが我々の強みです。

BCI-EEG.jpg

近赤外分光法(NIRS)と脳機能

NIRSは近赤外光を用いて脳血流量を非侵襲に測定出来る装置です。
脳血流量は心理的事象と関連が深いことが分かっており、脳の中で起こっていることを客観評価する一つの基準となります。

NIRS.jpg

↑1ch2波長の簡易型超小型NIRS装置による脳血流量計測の一例。

関西学院大学理工学部には高性能のNIRSも設置されており、これを用いた脳機能計測研究も活発に行われていますが、N研でも学内連携しながら脳機能計測研究を立ち上げる予定です。また、研究室内には超小型の簡易型NIRSを設置し、小型装置で何処まで精度の良い測定ができるか計測法・データ処理技術を考えていきます。


qualia.jpg

我々が物を感知したときの『あの感じ』はクオリアと言われる。クオリアを実現している「仕掛け」はどんな物だろう?クオリアの知覚と刺激提示後の時間の関係はどのようになっているのだろう?
ブレインマッピングという客観計測を用いて、心理事象を実証科学の世界で探求しています.

身体性認知ロボティクス

身体性認知科学や本LABのニューロ・ロボティクスの知見を応用した実世界で有効な知的情報処理を模索します。
アシモフのSF「陽電子頭脳シリーズ」のロボットのようなエージェントを作ってみたい。ちなみに2008年は作中の象徴的ロボット心理学者スーザン・カルヴィン博士が博士号を取った年である。


CogRobos.jpg
↑身体性認知ロボティクスに使用する小型ロボット群


NRG.jpg
「未分化認知エージェント」
身体性認知科学の枠組みを生体部品を用いてネットワークと履歴性で拡張したものである。
”心を持つ”ために必要な最小構成はこのようなものではないだろうか?

ページトップへ

ACCESS
Click here for details

関西学院大学 理工学部 人間システム工学科
神経知能工学研究室(工藤研)

〒669-1337 三田市学園2丁目1番地 関西学院大学理工学部

Laboratory for Neuronal Intelligence Engineering
(NI LAB)
Department of Human System Interaction, School of Science and Technology,
Kwansei Gakuin University,
2-1 Gakuen, Sanda, 669-1337, Japan

TEL:/FAX
Phonesign.png

+81-79-565-7197

E-Mail
signMail.png